そんなに費用がかかるなら、自分たちで取り付けをやったらどうかと、突然主人が提案しました。また、3台あるエアコンの中で1台だけ、3年前に買い換えたものがあったので、試しにそれをはずして新居にもって行き、設置できるかどうかも検討してみることにしました。そうしたら、各部屋に1台ずつエアコンをつけることができる、というのです。たしかに、自分たちで簡単にエアコンを取り付けたり取り外せたりするのであれば、設置費用は無料です。
そして、私と主人は取り付け方法をネットで調べたり、ホームセンターに聞きに行ったり、家で室内機と室外機の様子を見て調べたりして、結論を出しました。
エアコンの仕組みや構造をちょっと調べただけで、私たちはさじを投げました。
エアコンには、まず、部屋に設置する室内機と、窓の外に設置する室外機があります。この二つをパイプでつないで、室外機で冷やした冷媒という気体を、パイプを通して室内機に送り込み、冷却器と空気を冷やし、熱を外に逃がして室内に冷たい空気を送るのです。このとき、室外機と室内機を結ぶパイプを満たしている冷媒にフロンが使われています。このフロンが環境問題でとりあげられ、現在では代替フロンが使われているのですが、その場合「真空抜き」と言って、パイプを接続したあとに、真空ポンプを使用して配管内の空気をできるだけ取り除いてから冷媒を充填させなくてはならないそうです。それを行うには専門的な機材が必要で、ポンプで真空化するために時間もかかるし、真空化できたかどうかの判断も、素人ではできません。
つまり、結論として、素人には不可能ということがわかったのです。